蠕動運動とは
蠕動運動運動とは胃の中の食べ物や便となる消化物を腸の中で移動させ、主に小腸から大腸まで運び排便へと繋げる運動のことを言います。
蠕動運動が活発に働いている場合は便秘や下痢といった症状にはなりにくくなります。
しかし蠕動運動がうまく働いていないと腸内での便の流れが悪くなるため便秘になりやすくなります。
蠕動運動を活発にするためには水分を摂る、ストレス解消、適度な運動、食生活を改善することで蠕動運動は活発になります。
蠕動運動のメカニズム
蠕動運動は自律神経にコントロールされており、自分自身で蠕動運動をコントロールすることはできません。
しかし自律神経を活発にしてあげるために水分補給、食べ物、運動によって刺激を与えることで蠕動運動が起こりやすくなります。
経験があると思いますが、お腹のグルグルといった音は蠕動運動が行っている時になる現象です。
ちなみに自律神経には交感神経と副交感神経があり、副交感神経が活発にになると蠕動運動が活発になります。
痛みを伴う蠕動運動
蠕動運動には痛みを伴う蠕動運動があります。
正常な蠕動運動には痛みを伴うことはありませんが、正常に蠕動運動が行われていない場合には便意を感じた際に腹痛の症状が出ます。
腹痛の症状と共に溜まった大量の便を排出し楽になるというケースがあります。
このような症状は蠕動運動に異常をきたしている状況が多く、過敏性大腸症候群のような病気の可能性もあります。
また市販の便秘薬を使用している場合は無理やり蠕動運動を引き起こしていることから腹痛を伴うことがあります。
市販の便秘薬を使う場合は依存することなく、用法容量を守って利用していきましょう。
蠕動運動を活発にするためには
蠕動運動を活発にするためには副交感神経を高め、腸を刺激してあげることが大切です。
蠕動運動を活発にするための以下のことを見直していく必要があります。
- 規則正しい生活
- 食生活
- ストレスを溜め込まない
- 運動をする
蠕動運動は基本的に朝目覚めて水分や食事などを摂取した後に起こりやすくなっています。
そのため不規則な生活や食事の時間が遅い人は蠕動運動自体も鈍くなり、せっかく起きた蠕動運動からの便意を逃してしまい便秘になりやすくなります。
寝る前には何も食べずに空腹のままの方が朝起きた時に蠕動運動が起こりやすいので夜食は控えましょう。
ストレスは現在社会においてもはや当たり前になってきていますが、ストレスは自律神経を乱すため蠕動運動も鈍くなってきます。
ストレスを溜めないようにするというのはなかなか難しく、仕事などで何らかのストレスを知らず知らず感じている人も多いと思います。
何か自分なりのリラックス方法を見つけて定期的に行っていくようにしましょう。
最後に運動は腸を刺激して蠕動運動を活発にする他、腹筋を鍛え便を押し出す力が身に付きます。
そのため適度な運動は必須で、時間がない人は階段を積極的に利用したり腰をひねって刺激を与えてあげましょう。
オリゴ糖で便秘解消
運動や生活習慣の改善はもちろんの事、平行して便秘改善にサポートしてくれる食品を摂取していきましょう。