宿便とは
宿便とは
宿便という言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。
宿便とは腸に数週間もの間滞っている便のことを言い、滞留便とも呼ばれています。
毎日排便がある健康的な人でも3キロ~5キロ腸内に宿便があるとされ、便秘の人はそれよりも多い4キロ~6キロほど宿便があると言われています。
宿便は毎日排便があっても腸内のすみで出し切れなかった便が滞っているとも考えられます。
人間の腸は長くカーブが多いためそれだけ取り残される便も多いというわけです。マッサージで刺激を与えてやることも大事ですが限界があるため、まずは内側から宿便を改善していきましょう。
ちなみに宿便は腸内にある腸内細菌の死骸、はがれ落ちた腸壁、食べかすが合わさった便です。
宿便を放っておくと様々な症状を引き起こし、大腸がんなどの病気を引き起こしてしまうこともあるので宿便も出し切ってしまうことが大事です。
便秘と宿便の違い
便秘と宿便の違いについてですが、便秘と宿便どちらも便が腸内に溜まっている状態です。
宿便は排便が毎日ある人でも溜まっており、腸のひだなどに付着した排便では出し切れない滞った便のことを言います。
便秘は腸の蠕動運動が低下し便が出ないことを言うため、便が腸内に留まっていることは同じですが意味は大きく違います。
便秘と宿便の関係についてですが、便秘ではない人でも宿便は腸内に3キロ~5キロあると言われていることから便秘が原因で宿便が溜まっているわけではありません。
しかし便秘の人は腸内環境が悪化している傾向にあり、腸内環境の悪化は宿便を溜まりやすい環境にしていることは間違いありません。
宿便の色と臭い
腸内に宿便があるかどうか見極めるための方法として有効なのが宿便の色と臭いです。
宿便が溜まっているかどうかなんて腸の中を見ないと分かりません。
せめて排便の際の便の状態を見て自分の腸内環境を察して対策を行っていくぐらいしかできません。
宿便は腸内に長期間滞っていたため腐敗しています。そのため便の色は黒っぽくなっており、臭いも健康的な便よりも臭いのが特徴です。
また宿便の形はらせん状になっており、細くて長い便になっています。
下痢かなと思うかもしれませんが、下痢よりも形がしっかりしている感じです。
宿便を出すには断食がおすすめ
断食は宿便を出す方法として有名で、宿便を出すだけではなく胃や腸、内臓を休ませるなどデトックス効果もあります。
断食と聞くと一定期間全く食べ物を食べないというイメージですが、3日以上の断食を個人で行うのは危険なため3日以上の本格的な断食を行う場合は専門施設で行うのがおすすめです。
個人でもできる宿便を出す方法としておすすめなのがプチ断食です。
プチ断食とは1日何も食べないのではなく半日何も食べず、水のみで生活する方法です。
他の断食方法としては乳酸菌が豊富なヨーグルト断食などもおすすめです。
1日の食事をすべてヨーグルトと水のみで補うという方法です。
いずれにしても断食は宿便を出す方法として最も効果的な方法なので試してみてはいかがでしょう。
オリゴ糖で便秘解消
運動や生活習慣の改善はもちろんの事、平行して便秘改善にサポートしてくれる食品を摂取していきましょう。