下がった腸の位置を戻すためには運動
落下腸とは
ねじれ腸改善のための運動や排便方法を変えても便秘がなかなか良くならないという人の中にはそもそも腸に刺激が伝わっていない可能性があります。
腸はそもそもおへそ周辺にあるのですが、骨盤にまで垂れ下がった腸の人へは刺激が伝わっていません。
このような下垂した腸のことを落下腸と呼ばれています。
落下腸の人は固定されているはずの腸が成長過程の影響などで垂れ下がっている状態です。
垂れ下がっているため腸は折れ曲がってしまいます。そのため便の通りが悪くなり便秘になりやすい傾向にあります。
落下腸はねじれ腸と同じく便秘の大きな原因なので、落下腸へのアプローチは便秘解消のためには必須です。
落下腸かどうかのチェックは以下の項目2つ以上で落下腸の疑いがあります。ねじれ腸のチェック項目と同じなのでどちらかは分かりません。
ねじれ腸か落下腸かの判断は腸の検査が必要になります。
- 小さい頃から便秘だった
- 腹痛がある便秘になったことがある
- 便秘後に軟便や下痢になったことがる
- 運動をやめた途端に便秘になった
下がった腸を戻すマッサージとは
骨盤の底にまで沈んだ腸の位置を戻すためには沈んだ腸に対して刺激を与える必要があります。
簡単にできる下がった腸に効果的なマッサージを紹介します。
- 起床時と就寝時にふとんの中で仰向けになって膝を立てます。
- 足の太ももと胴体の間に指を入れて上に押し上げるように、左右にゆっくり揺らしながらマッサージしていきます。
寝るだけでも骨盤の底に沈んだ腸は少し開放され、膝を立てることによってお腹を緩ませる効果があるため腸の位置が戻りやすい状態で刺激を与えていきます。
骨盤の下に沈んだ腸を指先で持ち上げるイメージで左右にゆっくり揺らすことで効果的な刺激になります。
刺激を与えることで朝目覚める頃にちょうど便意を感じ、便が出やすい状況にすることができます。
下がった腸の位置というのは遺伝的な部分もあるため、完全に治すことは難しいですがこのような習慣を行っていくことで便秘は解消されていきます。
姿勢を正して下がった腸の改善と予防
あまり気にしていない人も多いと思いますが、下がった腸の位置を戻すためには普段の生活の姿勢というのは大切になってきます。
姿勢を正すことによって横隔膜が持ち上げられ、内臓が引っ張り上げられます。
胸を張るとお腹がへっこみますが、これは内臓が引っ張り上げられているからです。
姿勢を正すことによって腸や内臓は引っ張り上げられるため、落下腸防止に繋がりますし落下腸改善にも繋がります。
姿勢は意識しなければなかなか良くなりません。気が付いたら姿勢が悪くなっています。
背筋を伸ばすことを意識し、特に椅子に座っている時に姿勢が悪くなりがちなので意識して生活していきましょう。
オリゴ糖で便秘解消
運動や生活習慣の改善はもちろんの事、平行して便秘改善にサポートしてくれる食品を摂取していきましょう。