オリゴ糖で便秘解消
近年便秘を解消するためにオリゴ糖が注目されており、コーヒーなどの飲み物や食べ物にオリゴ糖を入れるだけという手軽さと抜群の効果で人気のオリゴ糖について詳しく見ていきましょう。
オリゴ糖とは
まずオリゴ糖とは名前の通り糖分の仲間で、単糖が2個以上~数10個以上繋がった糖類をオリゴ糖と言います。
オリゴとはギリシア語で「少ない」という意味で小糖類とも呼ばれ、単糖が数千個繋がった多糖類と比べて少ないということでしょう。
オリゴ糖のほとんどが単糖が2つ繋がった2糖類というものです。
オリゴ糖が便秘に良いとされるのはオリゴ糖が腸内で善玉菌の餌となり、善玉菌を増やす効果があるため善玉菌優勢の腸内環境を作ってくれるからです。
オリゴ糖の種類は約20種類ほどあり、その中には胃や小腸で消化されず大腸まで届き善玉菌の餌となってくれるオリゴ糖が便秘に対して効果があります。
便秘に良いオリゴ糖の種類とは
オリゴ糖には消化できない難消化性オリゴ糖と消化される消化性オリゴ糖に分けられます。
難消化性オリゴ糖は消化されずに大腸にまで届くため善玉菌の餌となり便秘に効果があります。
以下に健康食品などに良く含まれている難消化性オリゴ糖を紹介しています。
- ビートオリゴ糖・・・オリゴ糖の中でも最も早く大腸まで届き、餌となるオリゴ糖です。
- フラクトオリゴ糖・・・ビフィズス菌の増殖を促進し腸内環境を整えます。また虫歯を防ぐ効果があり、低カロリーで砂糖に近い味わいです。
- ガラクトオリゴ糖・・・母乳や牛乳に含まれるオリゴ糖で、ビフィズス菌の増殖を助け、タンパク質の吸収や消化も助けてくれるため下痢や便秘を改善してくれます。
- 大豆オリゴ糖・・・名前の通り大豆に含まれるオリゴ糖です。少ない量で大腸まで届き、善玉菌の量を増やすことができるのが特徴のオリゴ糖です。
- 乳果オリゴ糖・・・オリゴ糖の中でも最も甘いのが乳果オリゴ糖です。
- イソマルトオリゴ糖・・・味噌や醤油に多く含まれるオリゴ糖で、腸内環境を整えるのはもちろんのこと、保存食としても用いられています。
以上の6つのオリゴ糖が腸内環境を整えるのに効果の高いオリゴ糖です。
オリゴ糖入りの健康食品やオリゴ糖を購入する際には参考にしてみてください。
オリゴ糖の効果
- 腸内環境を整える
- 虫歯予防
- アトピーやアレルギーの緩和
- 肌荒れ
- ダイエット
オリゴ糖は腸内の善玉菌の餌となり、善玉菌を増殖させるため便秘に効果があります。
善玉菌と悪玉菌は日々戦っており、どちらかの数が多くなれば多くなった方に影響されて腸内環境は変化していきます。
善玉菌優勢の腸内環境を作るために、オリゴ糖が善玉菌の数を増やす餌となっているわけです。
虫歯予防に良いとされるオリゴ糖は、通常の砂糖は歯を溶かす酸を作りますがオリゴ糖は口腔内細菌によって消化されないため歯を溶かす酸が作られないため虫歯予防になります。
砂糖の代わりにオリゴ糖を入れることで虫歯予防になるということです。
アレルギーやアトピーは人間の免疫力の低下や腸内環境が悪化し、腸壁のバリア機能が低下することによってアレルゲンが侵入しアレルギーやアトピーを引き起こします。
オリゴ糖によって善玉菌を増やし腸内環境を整えていると腸壁のバリア機能は正常に保たれ、善玉菌が抗体の働きを抑えるためアレルギーやアトピーを緩和してくれます。
肌荒れは腸内環境が悪化していると腸内で有害物質が発生し、有害物質が血中に溶けだし新陳代謝を低下させ肌荒れを引き起こします。
オリゴ糖で善玉菌を増やして腸内環境を整えることによって腸内環境が原因の肌荒れは改善します。
最後にダイエット効果についてですが、オリゴ糖は砂糖よりも低カロリーなため砂糖代わりとしてオリゴ糖を入れるとダイエット効果があります。
甘味は砂糖の20%~70%なので好みのオリゴ糖を選びましょう。
オリゴ糖の効果的な摂取方法について
オリゴ糖は何かと効果の高いものですが、より効果を高めるためには摂取の方法にも気を配りましょう。
オリゴ糖はビフィズス菌や乳酸菌を含んだものと一緒に摂取すると効果が高いです。
ビフィズス菌や乳酸菌を含むものと言えばヨーグルトや乳酸菌飲料です。また漬物や納豆なども効果的です。
例えば無糖のヨーグルトにオリゴ糖を適量混ぜて食べるなど自分なりに工夫してオリゴ糖を摂取してみてください。
しかしオリゴ糖を摂りすぎると下痢になることがあるので適度に摂取していきましょう。
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オリゴ糖で便秘解消
運動や生活習慣の改善はもちろんの事、平行して便秘改善にサポートしてくれる食品を摂取していきましょう。