便秘と臭い
便秘が長期間続いている人は腸内が腐敗しているため体のあらゆる部位から臭いが漂ってきます。
ほとんどの人が経験したことがあるオナラの臭いがいつもより臭い、という症状などは便秘の人に多く見られる症状の1つです。
他にも便秘が原因で臭いが発生する部位と言えば
- 便の臭い
- 口臭
- 体臭
- オナラ
では便秘と臭いの関係について詳しく見ていきましょう。
臭いの主な原因とは
様々な部位への臭いの原因はそのまま便秘が原因です。
もっと詳しく言うと便秘になると長期間便が腸内に滞在して有害物質を発生させます。
有害物質には悪臭を発生させるアンモニア、硫化水素、インドールが含まれています。
また便秘になると腸内の悪玉菌が増え腐った食べ物の臭いを発生させます。
口臭や体臭に影響するのは、発生した有害物質が血液中に溶け込み皮脂や汗、口から出ていくことが主な原因です。
便の臭いや色で健康チェック
便の臭いの主な原因は腸内が腐敗することによって発生する有害物質の影響です。
そのため便秘を根本的に解決することが便の臭いを無くす方法です。
健康的な人は便の臭いはほとんどありません。
しかし便秘の人の便は悪臭を放ちます。悪臭は腸内の悪玉菌が増えている証拠です。
健康的な便は1日バナナ1本~2本分の量の便を出します。
色は黄土色が健康的で、黒や茶色の度合いが増えたら腸内環境が悪化しているサインです。
硬さはやわらかい便が理想的で、コロコロや硬い便が出てると腸内環境が悪化しているサインです。
毎日の便の臭いや便の状態は体の健康を表すため毎日チェックすることは非常に大切です。
便秘による口臭
便秘に伴う口臭の原因は腸内が腐敗して出る有害物質が腸壁から血液中に溶けだし皮膚や呼気から排出されるためです。
便秘による口臭はオナラや便のような悪臭を放ち、息や汗から臭いを放ちます。
職場の女性がとにかく口臭が臭いという経験があるのですが、多分その女性は酷い便秘のため口臭に影響が出ていたのでしょう。
便秘による口臭は他人に迷惑をかけますし、口臭はすぐに分かります。
一時的な口臭対策としてブレスケアや歯磨きをしっかりとすることは大切ですが、呼気や皮膚から出ているため一時的でしかありません。
便秘による口臭を改善するためには根本である便秘を解消する他ありません。
便秘以外でも口内環境の悪化やストレスなどで口臭が酷くなるケースは多々ありますので、そういった場合は専門医に相談しましょう。
便秘による体臭
便秘による体臭の原因は腸内が腐敗することによって発生する有害物質が、腸壁を突き抜け血液中に溶けだし皮膚や汗から排出させるためです。
口臭同様に便秘による体臭は便秘を解消することが大切になります。
有害物質を発生させる悪玉菌を減らし、腸内環境を整えてくれる善玉菌を増やすことがポイントです。
そのためには日頃の食生活にオリゴ糖や食物繊維を積極的に摂取していき、善玉菌を育てていく必要があります。
便秘によるオナラの臭い
オナラの臭いは誰しもが臭くなった人がいるかと思いますが、原因は便秘によって発生する有害物質、インドールやスカトールといった成分がオナラの臭いを臭くしています。
また便秘の人は肛門近くの直腸に便が溜まっているため便の臭いがオナラと一緒に出て臭くなります。
オナラが臭いことは自分で分かる腸内環境の悪化のサインですので、オナラが臭いと感じたら腸内環境を整えるような行動を心がけましょう。
食べ物や生活習慣、軽い運動など便秘解消法を行っていきましょう。
オリゴ糖で便秘解消
運動や生活習慣の改善はもちろんの事、平行して便秘改善にサポートしてくれる食品を摂取していきましょう。